アップデートを行う前に、バックアップを行うことを勧めます。
その際、各データのリンク日付を確認し、もしも「0月」のデータがあったら正しい日付に修正してからバックアップして下さい。
カードとパソコン,パワーコネクションとザウルスコネクションなど複数のバックアップ手段をお持ちの場合は2つ以上の方法でバックアップしておくとなお安心です。
また、アップデート後にシンクロナイズができなくなるとの報告もあがっていますので、シンクロナイズを行っている人はアップデート前にシンクロナイズ解除をした方が良いでしょう。
(赤色表示のものは特に注意が必要と思う物です。ご一読を)
◆…バグ内容 / ∇…再現手順 / ≫…対処方法 / □…コメント
◆ | くせ字学習/手書き認識登録が効かない | 97/9/1 |
---|---|---|
∇ |
例えば「∠」の様な書き方で、絵記号など、通常なら候補に出ない文字を登録する。 適当な画面で、「∠」と書いても登録した文字が候補にでない。 候補に出る場合もあるが、殆どの場合は不可。 (ソフトウェア管理番号[10]のMI-506で確認) | |
≫ | なし | |
□ |
PIザウルス,カラーザウルス(MI-10)では問題なく登録・認識できます。 手書き認識プログラムをバージョンアップした弊害でしょうか… ソフトウェア管理番号[11]で対応済み |
◆ | ボイスメモの1件削除操作でボイスメモのデータ全てが壊れる事がある | 97/9/1 |
---|---|---|
∇ |
ボイスメモが1件もないか、全てシークレットデータでシークレット設定されている時に、ボイスメモを1件登録する。 1件データ画面で、[メニュー]→[削除]の順にタッチし1件削除する。 更に[メニュー]→[削除]の順にタッチすると、データはないはずなのに削除確認が表示されるので、[はい]で削除操作をする。 [スケジュール]などを表示してから、[ボイスメモ]を表示しようとしても、ボイスメモに切り換えることができなくなっている。 リセット操作をすると、「本体のボイスメモデータが異常です。全ボイスメモデータを削除するとボイスメモが使用できるようになります。削除してもよろしいですか?」と表示され、[はい]を選択すると、シークレットデータを含む全ボイスメモデータが削除される。 (ソフトウェア管理番号[10]のMI-506で確認) | |
≫ |
ボイスメモデータの削除はリスト画面で行うようにするか、余分な削除操作はしないようにする。
もし壊れてしまって、バックアップもなく、どうしてもデータを回復したい場合は、全ボイスメモデータ削除確認で[いいえ]を選択し、ザウルスシステムユーティリティで[ユーザー復旧]を行う。 | |
□ |
ボイスメモにシークレットを掛けておくこと、1件削除でデータがなくなるまで削除をするといった操作、どちらも十分しうる事と思いますので、改善が望まれますね。
ソフトウェア管理番号[11]で一応対応された様ですが、最後のデータを1件削除してもタイトルの表示が残っていて、でもメニューを移動させるなどして画面書き換えをすると消えるとか、依然として1件削除操作はできるとか、挙動不審な所は残っています。 |
◆ | パワーコネクションでザウルスに送信したデータの日付がおかしくなる | 97/9/1 |
---|---|---|
∇ |
パソコンの日付が、8月〜12月の時に、パワーコネクションでパワーザウルスにファイルを送信すると、受信したデータのリンク日付が、0月〜4月となる。
特に、8月に転送し、0月となっているデータがあると、パワーコネクション,PowerPIMMでとったバックアップデータからのリストアが失敗する。(カード,ザウルスコネクションでとったバックアップのリストアは可能) | |
≫ |
8月〜12月にパワーコネクションでデータをザウルスに受信したら、リンク日付を正しいものに修正する。(表計算データは[タイトル入力]で修正) 可能なら、バックアップはパワーコネクション,PowerPIMMの他に、カード,ザウルスコネクションなどでもとるようにする。 | |
□ |
2進数の8の位が抜け落ちてしまっているために発生する現象です。 恐らくはパワーコネクションのバグと思われます。(結局パワザウのバグでした)
ソフトウェア管理番号[11]で対応されましたが、アップデートをしても、既存のデータについては、おかしいリンク日付がそのまま残り、リストア障害の原因となります。 |
◆ | 1度の接続で複数のMOREソフトや画像を受信することができない | 97/9/1 |
---|---|---|
∇ |
インターネットに接続し、ザウルスプラザからMOREソフトを2つ以上ダウンロードする。 保存の時のファイル名が同じ名前になり、最後にダウンロードしたMOREソフトしか展開する事ができない。 (ソフトウェア管理番号[10]のMI-506で確認) | |
≫ |
ダウンロードする毎に一旦接続を中止し、[展開]又は[PC読込]を行う。 MOREソフトと画像のように、種類(ファイルの拡張子)の違うデータは一度にダウンロードできる。 | |
□ |
パソコンデータファイル名の自動生成が旨く行っていなかった様ですね。 ソフトウェア管理番号[11]で対応されました。 |
◆ | CGIによるWWW掲示板への書き込みで文字化けするページがある | 97/9/1 |
---|---|---|
∇ | 例えば、CBCラジオの番組関連ページ、http://www.eal.or.jp/~catch/(97年8月現在)などで書き込みを行うと、EUC/SJISの違いと思われる文字化けが起こる。 | |
≫ | なし。 | |
□ |
EUC/S−JISのコード違いと思われる文字化けの報告は結構多くあります。 ISO2022等の規格に則るのも大事とは思いますが、広く一般的に普及している仕様については、規格外でも対応して欲しいと思います。
バグだったのか、仕様だった物を改善してくれたのかは定かではありませんが、ソフトウェア管理番号[11]で対応されたようです。 |
◆ | インターネットメールで[発信者にのみ返信]を行うと通信エラーになる | 97/12/5 |
---|---|---|
∇ |
受信したインターネットメールを開き、[返信]→[発信者にのみ返信]で送信メールを作成し、[送信]すると、「通信エラーが発生しました」と表示されメールの送信に失敗する。 (ソフトウェア管理番号[10],[11]のMI-506で確認) | |
≫ | [発信者にのみ返信]でメールを作成したら、[宛先選択]→[終了]の順にタッチしてから[送信]する。 | |
□ |
相手が一人なら[全員に返信]をすればよいのですが、同報メールで発信者にのみ返信したい場面もありますから、こんな単純な操作ができないようでは困りますね。 一応、簡単な対処法があって良かった… |
◆ | 画像ファイルへのリンクにタッチするとフリーズする場合がある | 97/12/5 |
---|---|---|
∇ |
イメージ表示を[しない]に設定しているときに、「<A HREF="picture.jpg">画像</A>」のように、jpegファイルに直接リンクを張った文字にタッチすると、フリーズするか、『プログラム実行中に異常が発生しました [電源切]または[リセット]にタッチしてください』と表示される。 gifファイルへのリンクの場合は問題なさそう。 (ソフトウェア管理番号[10],[11]のMI-506で確認) | |
≫ |
それらしいリンクにはタッチしない。 または、イメージ表示を[する]に設定しておく。 | |
□ |
今のところデータの破壊には至っていませんが、フリーズして電源を切るような事態がこんなに簡単に発生しては困りますね。修正中のデータなどは当然失われることになりますし。 是非、対応を。 |
◆ | 「読済受信メール&FAX」の削除を行うと、未読インターネットメールも削除される | 97/12/5 |
---|---|---|
∇ |
インターネットメールを2件以上受信して、1件だけ読む。 [削除]→「読済受信メール&FAX」を行うと、未読のインターネットメールも削除される。 NIFTYメールやFAX受信記録の未読は削除されない。 (ソフトウェア管理番号[10],[11]のMI-506で確認) | |
≫ | インターネットメールを利用している場合は「読済受信メール&FAX」を使用しない。 | |
□ | 少なくとも、私の環境では100%再現します。早期対応を。 |
◆ | 携帯電話からのFAX送信ができない場合がある | 97/12/5 |
---|---|---|
∇ | 呼出回数が長く設定されているFAXや電話/FAX兼用機などへの、携帯電話からのFAX送信が旨くできない場合があった。 | |
≫ | ||
□ | バグサマリーには挙げていませんでしたが、これも修正されたとのこと。(サポートに確認された方よりの情報です) |
◆ | 行・列の挿入をした時に範囲を対象とした計算が正しく行われない | 97/9/1 |
---|---|---|
∇ |
表計算で、A1に「1」,A2に「2」,A3に「=SUM(A1:A2)」と入力。 A3にカーソルがある状態で、[挿入−下にシフト]を実行。 A3に「3」と入力。 「6」となるべき、A4が「3」(A1+A2)のまま変わらない。 続けて、A2に「4」と入力すると、A4はA3も加算され、「8」となる。 (ソフトウェア管理番号[10]のMI-506で確認) | |
≫ | 挿入後、範囲を対象とした計算を行っているセルに対して、[入力]を2回続けて押すなどして、「再入力」すると、そのセルについては正しく計算されるようになります。 | |
□ |
表計算ソフトとしては致命的なバグですね。 再入力をする事で回避できるので、行・列の挿入を行った時は注意しましょう。
ソフトウェア管理番号[11]で対応済み |