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パワーザウルス<MI-610>バグサマリー

[1998.12.13 更新]


 NIFTY SERVEの携帯情報ツールフォーラム−国内(FPDAJ)やザウルスフォーラム(FZAURUS)で報告された、メールで報告頂いた、あるいは自分で発見した、再現性のあるバグについて検証・整理し、まとめています。

 MI-610では、旧機種に比べて大分バグ件数も少なくなってきました。
 回避策のないものも、そう多くはありません。
 あらかじめ知っておけばなんて事はないものが多いのです。
 勿論、シャープには無料のバグ改善サポートを強くお願いしたいですが、それまでは使いこなしでなんとかしていきましょう。

 ザウルスプラザにて、ソフトウェア管理番号が「18」or「1A」の機種を対象としたパワーザウルスアップデートサービスが行われています。
 既に解消された不具合については、パワーザウルスバグFIXサマリーをご覧下さい。

◆…バグ内容 / ∇…再現手順 / ≫…対処方法 / □…コメント


基本機能
リセット時の日時確認がおかしい
半角の「コ゜」を全角に変換すると、「コ」になる
手書き認識ボードへの入力がおかしい

アドレス帳機能
アドレス帳でインデックスとリストの表示内容がずれる
アドレス帳の修正で写真の色が変わってしまう

通信機能
通信記録のスクロール量がおかしくなる
携帯型キーボード使用時にインクワープロデータ送信を行うと入力ボードが消える
Web接続中に回線が切れると「保存したい画像に…」メッセージが表示されたままになる

表計算機能
時刻の変換方法の違いによって、同じ時刻でも誤差が生じる


【基本機能】

リセット時の日時確認がおかしい 98.12.13
 時計機能で、基準都市を国外(時差のあるところ),サマータイム,24時間制に設定する。
 リセットすると、東京のサマータイム時間が12時間制で表示される。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)
 リセット時の日時確認で表示がおかしく感じたら、そこでは変更しないで「時計」機能で再確認&変更する。
 東京の非サマータイム時間が12時間制で表示されるならば、「仕様」と解釈することもできますが、サマータイム設定だけは有効であるというのは、仕様としてもおかしいのでバグと言ってよいでしょう。
 ユーザーの要望としては、「リセット時の日時確認でも、基準都市,サマータイム,時間制の設定が有効になっていること」が一般的だと思います。

半角の「コ゜」を全角に変換すると、「コ」になる 98.12.13
 レポートなどの新規入力(修正)にして、半角で「カ゜キ゜ク゜ケ゜コ゜」と入力する。
 それを選択し、[全角半角変換]を行うと、「カキクケコ」となり、半濁音符号が消えてしまう。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)
 一文字ずつ変換する。
 実用上、問題になるケースは殆どないと思いますが、半角の「ア゜」は、全角の「ア゜」になりますし、ユーザの入力した文字を消去してしまうのはおかしいといえばおかしいですね。
 ところで、半角の「゛゜」は[全角半角変換]で全角になるのに、全角の「゛゜」は半角になりません。これって仕様?


【アドレス帳機能】

アドレス帳でインデックスとリストの表示内容がずれる 98.12.13
 シークレット設定にしている状態で、例えば[個人(自宅)]リストから、あ行以外のインデックスを選択。続けてデータを選択し、1件表示画面にする。
 鍵マークにタッチしそのデータをシークレットデータにしてから、[個人(自宅)]リストに切り換えると、インデックスの選択はそのままで、リスト内容は先頭からになる。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)
 リストに戻る前に[順送り]にタッチして次の非シークレットデータを表示しておく。
 リストが先頭に戻ってしまうのは仕様かもしれませんが、インデックスが元のままのは見た目にも変ですし、再び同じ行にするには一旦他の行を選択しなくてはいけないので不便です。
 1件表示で[順送り]操作などをして別な行のデータに移ってからリストに戻す分には、リストもインデックスも該当データを指しますから、現行の動作が仕様だと言われても納得しがたいものがありますね。

アドレス帳の修正で写真の色が変わってしまう 98.12.13
 写真付きのアドレス帳データを[複製]する。
 複製したデータに対して、[修正]→[登録]を10回程度繰り返す。
 元のデータと比較すると、一見して分かるほどに写真が赤みを帯びている。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)
 写真付きアドレス帳データを[修正]する前に写真を選択して[複写]おき、[登録]後に再度写真を選択して[貼込]する。
 jpegという非可逆圧縮フォーマットでは、展開・再圧縮によって元と違う画像になってしまうのは仕方がないという見方もありますが、文字情報を更新しているだけなのに写真の質が変わってしまうのは問題ですね。


【通信機能】

通信記録のスクロール量がおかしくなる 98.12.13
 拡大表示では画面に収まらない長い行のある通信記録を表示し、[拡大]→[自動改行する]→[縮小]の順にタッチする。
 以後、[順送り],[逆送り]のスクロール量が少なくなる。

 続けて、[自動改行しない]→[自動改行する]→[拡大]の順にタッチする。
 以後、[順送り],[逆送り]で1ページ分以上スクロールするようになる。

 上記操作によりスクロール量がおかしくなった後は、矢印ボタンやスクロールバーでの操作もおかしくなります。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)

 通信記録を「拡大・自動改行する」で読みたい場合は、[拡大]→[自動改行する]の順に操作する。
 おかしくなった後、正常な状態に戻すには、[自動改行しない]→[自動改行する]の順にタッチする。(スクロールバーの有無を切り換えても回復)
 自動改行による物理行数と論理行数の差異の計算方法が、拡大/縮小の設定を変えても再設定されないのが原因のようです。
 自動改行やスクロールバー有無を変更すると総行数が変わるのに、拡大縮小の切り換えでは変わらないことからも想像できますね。
 縮小でザッと見て、読みにくい所は拡大・自動改行で読むというのはよく行い得る使用法ですから、是非改善して欲しいです。
 重要な情報を読み飛ばしてしまう原因にもなりますしね。

携帯型キーボード使用時にインクワープロデータ送信を行うと入力ボードが消える 98.12.13
 携帯型キーボードを接続し、NIFTY等に接続する。
 入力ボードを携帯型キーボードに切り換え、[インクワープロデータ送信]にタッチした後で[中止]にタッチすると通信画面に戻るが、「ボード大」の状態なのに入力ボードは表示されなくなる。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)
 「ボード大」を選択し直し、再び「携帯型キーボード」を選択する。
 通信中などは携帯型キーボードは特に便利に感じますが、こういった不具合があると結構なストレスになります。
 他のボードでは大丈夫なのですから、きちんと直して欲しいですね。

Web接続中に回線が切れると「保存したい画像に…」メッセージが表示されたままになる 98.12.13
 Web接続中、[メニュー]→[保存]→[本体]とタッチし、「保存したい画像にタッチして下さい…」を表示する。
 その状態で(モジュラープラグを抜くなどして)回線が切れると「通信エラーが発生しました」という表示が出るので[確認]にタッチすると接続画面に戻るが、「保存したい画像にタッチして下さい…」のメッセージが表示されたままになる。
 その状態で、[通信]→[Internet(WWW)]とタッチすると、メッセージが表示されていた部分だけ、インデックスの画面が残る。
 更に、スケジュールなど他の機能に移ってから、再びInternet(WWW)を選択すると「プログラムに異常が発生しました…」のメッセージが表示され、[電源切]か[リセット]をしなくてはいけなくなる。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)
 「保存したい画像にタッチして下さい…」のメッセージが表示されているときに通信エラーが発生したら、他の操作をする前に、一度電源を切る。
 かなりのレアケースですが、携帯やPHSで接続している場合や、NIFTYなど一定時間通信がないと回線を切るプロバイダでは、通信中に回線切断されてしまうことがあります。
 「通信エラーが発生しました」で通信画面を終了する前に、メニューやライブラリへの取り込みウィンドウと同じように「保存したい画像に…」ウィンドウも閉じるようにして欲しいですね。
 「異常が発生…」はユーザーに不安を与えます。


【表計算機能】

時刻の変換方法の違いによって、同じ時刻でも誤差が生じる 98.12.13
 表計算で、A1に「13:00:00」と入力する。
 (列Aの幅を広げて「01:00:00 PM」などと表示されるようにする)
 A2に「=IF(A1=TIME(13,0,0),”EQ”,”NE”)」と入力する。
 A2には、期待された「EQ」ではなく、「NE」が表示される。
 同じ式をExcel95で行った場合は、「EQ」と表示される。

 A3に、「=A1−TIME(13,0,0)」と入力すると、「-1.16e-10」と表示され、非常に小さな誤差が生じていることが分かる。
 (ソフトウェア管理番号[18],[1C]のMI-610で確認)

 再現手順の例なら、TIMEVALUE関数を使い、「=IF(A1=TIMEVALUE(”13:00:00),”EQ”,”NE”)」とする。

 または、「=IF(AND(HOUR(A1)=13,AND(MINUTE(A1)=0,SECOND(A1)=0)),”EQ”,”NE”)」というように、別々に照合する。
(照合する時刻が可変のケースでは後者がよい。)

 コンピューターの少数計算の誤差は、なかなか完全には避けにくい物ではありますが、再現手順のように、別な方法で入力したにしても、同じ時刻を正しく比較できないのは、バグと言われても仕方がないのではないでしょうか。


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